フリーランスの節税方法を解説!

フリーランス 節税

フリーランスの方「節税」できていますでしょうか。

日々の事業に集中していて、会計の方に手が回らず、「節税」の方に考えることができなかったということが出てきたりします。

「節税」は、1年に1度行う確定申告する時にとても重要になってきます。

今回は、フリーランスの節税方法を解説していきます。

フリーランスの節税方法を解説

フリーランスになった場合、負担する主な税金は、「所得税」「住民税」「個人事業税」「消費税」「国民健康保険」「国民年金」です。

その中で一番節税した方が良いのが、「所得税」です。

「所得税」は、収入(売上)から必要経費を引いて所得が出て、所得から所得控除を引いて、税率をかけると計算できます。

所得税=(所得(収入-必要経費)-所得控除)×税率

税金は、所得に応じて税金が高くなるので、いかに所得を少なくして税金を少なくすることが大切になります。

所得によって、「所得税」をはじめ、「住民税」「個人事業税」「国民健康保険」の金額に影響されます。

「国民健康保険」「国民年金」は、所得によって、減免・免除ということが可能になります。

ちなみに「個人事業税」所得が290万円以上の場合、「消費税」収入が年間1,000万円超えまたは半年で1,000万円超えた場合に適用されます。

収入が年間1,000万円超えまたは半年で1,000万円超えていない場合でも自分で課税事業者として事業行っている人もいらっしゃいます。

所得を少なくするためには、必要経費をしっかり計上していくことです。

必要経費

所得に応じて税金がかかるので所得を少なくするために必要経費を計上して節税していきましょうということですが、必要経費とは、どういったものか解説していきます。

家事按分

家でパソコンで作業している場合、家で作業しているスペースを経費として計上できます。

家は、家賃というものが存在するので、何割かに事業として使いますよと経費として計上していきます。

電気代とかも計上しやすくなっていて、事業としている所に全体の何割か経費として計上することができます。

wi-fi、スマートフォン代金の通信費もプライベートと事業の割合に応じて経費として計上ができます。

事業で使用しているもの

こちらも定番で、パソコン、スマートフォン、書籍など事業に必要な物であれば、経費として計上できます。

事業として使う、ボールペン、コピー用紙などの消耗品費も経費として計上できます。

ブログであれば、レンタルサーバー代金、ドメイン代など事業関係で使用している分経費計上ができます。

青色申告にすることで節税効果

フリーランスになったら、青色申告することをオススメします。

理由は、節税効果が高いということです。

青色申告を選ぶことで、最大65万円特別控除として控除されて、所得を大幅に減らすことができて所得に応じての税金を下げることができて節税効果が大きいです。

青色申告は「複式簿記」という方法で帳簿していきます。

白色申告の「単式簿記」と比べて帳簿が難しくなるのですが、会計ソフトを利用することで解決できますのでご安心ください。

青色申告で確定申告する場合は、開業届と青色申告承認申請書を税務署に提出する必要があります。

経費できる税金と経費できない税金

事業に使用するための必要経費を解説してきました。

続いては、経費できる税金について解説していきます。

税金だからすべて経費にできるわけではありません。

経費にできる税金とできない税金がありますので、しっかり覚えていきましょう。

経費ができる税金は

  • 事業税
  • 個人事業税
  • 印紙税
  • 固定資産税
  • 都市計画税
  • 不動産取得税
  • 登録免許税
  • 自動車税
  • 自動車取得税
  • 自動車重量税
  • 地価税
  • 利子税

です。

経費ができない税金は

  • 所得税
  • 相続税
  • 都道府県民税
  • 市町村民税
  • 住民税
  • 国税の延滞税・加算税
  • 地方税の延滞金・加算金

です。

毎年お支払いしている、所得税・住民税は経費の対象になりませんのでご注意ください。

また、確定申告による遅れ、申告漏れなどによるペナルティになる延滞税・加算税なども経費計上できませんので合わせてご注意ください。

詳細を知りたい、気になる疑問に関しては、税務署・税理士にご相談ください。

フリーランスに節税効果ある所得控除

所得税には、「所得控除」と「税金控除」の2つあります。

フリーランスに節税効果ある所得控除一覧は下記のとおりです。

  • 控除内容/控除の適用と所得税計算での控除額
  • 基礎控除/所得2,500万円以下に受けられる控除
  • 配偶者控除/配偶者いる場合で控除対象となる配偶者の年収が103万円以下の場合、最大38万円控除、老人控除対象配偶者は最大48万円控除
  • 配偶者特別控除/配偶者いる場合で控除対象となる配偶者の年収が103万円以上201万以下の場合、最大38万円控除
  • 扶養控除/控除対象となる扶養家族がいる場合、38万円、特定扶養親族は63万円、老人扶養親族は最大58万円控除
  • 寡婦控除/夫と離婚や死別をした女性が対象の場合、27万円控除
  • ひとり親控除/一定のシングルマザー・ファザーが対象の場合、35万円控除
  • 障害者控除/納税者か扶養親族等が障害者の場合に受けられる控除一人につき、障害者27万円、特別障害者40万円、同居特別障害者75万円控除
  • 勤労学生控除/小学校、中学校、高校、専門学校、大学、高等専門学校に通いながら事業または働いている場合、27万円控除
  • 医療費控除/年間医療費が10万円以上、あるいは、所得金額の5%以上で控除(総所得金額等が200万円未満)
  • 専従者控除/家族に給与を支払っている場合に控除
  • 青色申告特別控除/青色申告で確定申告した場合に控除
  • 社会保険料控除/国民健康保険、介護保険、国民年金などお支払い分控除
  • 生命保険料控除/生命保険を加入している人がお支払い分控除
  • 地震保険料控除/地震保険を加入している人がお支払い分控除最大5万円まで
  • 雑損控除/震災、風水害、冷害、落雷、火災、盗難、横領などにより損害を受けた場合に控除
  • 税額控除(住宅)/住宅ローンを利用し、マイホームの新築や取得した場合に控除
  • 税額控除(株式)/企業からの剰余金の配当、利益の配当といった「配当所得」が発生した場合に控除
  • 小規模企業共済等掛金控除/小規模企業共済へお支払いしている場合に控除
  • 経営セーフティ共済控除/経営セーフティ共済へお支払いしている場合に控除
  • 寄附金控除/国や地方公共団体、ふるさと納税などに寄付している場合に控除

補足として寄附金控除は、「その年に支出した特定寄附金の額の合計額」あるいは「その年の総所得金額等の40%または30%相当額」のいずれか低い方の金額から2,000円を引いた金額が控除されます。

ふるさと納税は、通常の「基本控除」に加え、住民税の「特例控除」があるので、上手に活用すると、実質2,000円ぐらいの住民税負担で返礼品をもらうことができるので、とても人気となっています。

「所得控除」と「税金控除」が沢山ありますので、その中で当てはまる所だけ控除していきましょう。

確定申告の時に、必要な「所得控除」と「税金控除」が分からないことがあったりしますので、その時は、税理士または税務署にお問い合わせください。

オススメの本

お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!


フリーランスをはじめて税金が全く分からない、確定申告って何と疑問に思っている人にオススメです。

著者の方が、フリー漫画家になって一度も確定申告を行っていなかったそうで、ある時、税務調査が入ったことがあって、税金関係を勉強したそうです。

漫画となっていてわかりやすく解説されています。

スッキリわかる日商簿記3級


日商簿記検定の本になりますが、フリーランス・副業をしている人は会計の知識を持っていた方が良いと思っているので、スッキリわかる日商簿記3級をオススメしました。

イラストと図が多く、とても見やすく、読みやすいので幅広い年代の方に多く読まれています。

日商簿記検定を受けたいと考えている人は、過去問題集に取り組んでいき、資格を取るのも良いでしょう。

仕訳する時に必要な知識を得たい人は、必要に応じてテキストを開くのも良いでしょう。

確定申告

確定申告を含めて、日ごろの仕訳が必要になってきます。

仕訳・確定申告は、会計ソフトを利用することをオススメします。

会計ソフトは、クレジットカード決済している分を自動で表示されて、必要に応じて、仕訳していけばよいので、会計というタスク時間を大幅に短縮できます。

確定申告は、1年間の中で大変な作業となります。

会計ソフトを利用しないと、仕訳した項目ごとの金額を合計して計算し、その後に控除額を計算してなど、人によっては丸1日~数日かかったりしてしまいます。

会計ソフトに表示される質問に答えると確定申告書が自動で計算してくれて大幅な時間を短縮することができます。

普段から仕訳してい場合は、数時間で完成します。

会計の時間を短縮して、短縮できた時間を事業の時間を投資して、売上を伸ばしていった方が大切なので、会計ソフトを利用することをオススメします。

オススメの会計ソフト

会計freee

「会計freee」の実績として

  • 100万以上ユーザーが利用されている人気会計ソフト
  • 全国3,630銀行・クレジットカード対応している連動

上記2つです。

「会計freee」でできることは、

  • パソコンはもちろんスマートフォンでも仕訳ができる
  • 銀行・クレジットカードと連携して自動処理ができる
  • ステップに沿って質問に答えるだけで確定申告書類を作成
  • レシートをスマートフォンに取り込み仕訳可能
  • 会計ソフトによる仕訳処理で作業時間大幅に短縮できる
  • 仕訳する時に不明点があれば相談ができる

上記6つです。

サービス/お支払い内容 年払い(税抜) 月払い(税抜)
スターター 11,760円 1,480円
スタンダート 23,760円 2,680円
プレミアム 39,800円  

上記は、個人用の料金です。

法人は、別料金になります。

無料お試しできるので、実際に体験して、検討してみましょう。

ソフト名は、会計ソフトFreeeです。

やよいの青色申告(白色申告)オンライン

「やよいの青色申告(白色申告)オンライン」の実績として

  • 弥生のクラウド確定申告ソフト57%で一番使われているクラウド確定申告ソフト
  • 登録ユーザー延べ190万人超

上記2つです。

「やよいの青色申告(白色申告)オンライン」でできることは、

  • パソコンはもちろんスマートフォンでも仕訳ができる
  • 銀行・クレジットカードと連携して自動処理ができる
  • ガイダンスに沿って入力するだけで確定申告書類を作成
  • レシートをスマートフォンに取り込み仕訳可能
  • 会計ソフトによる仕訳処理で作業時間大幅に短縮できる
  • 仕訳する時に不明点があれば相談ができる

上記6つです。

仕訳する時に不明点があれば相談ができるに関しては、サービス内容によります。

ご注意ください。

「やよいの白色申告 オンライン」
サービス/お支払い内容 年払い(税抜)
フリープラン  
ベーシックプラン 1年目4,600円 2年目以降9,200円
トータルプラン 1年目8,400円 2年目以降16,800円
「やよいの青色申告 オンライン」
サービス/お支払い内容 年払い(税抜)
セルフプラン 1年目0円 2年目以降8,800円
ベーシックプラン 1年目6,900円 2年目以降13,800円
トータルプラン 1年目12,000円 2年目以降24,000円

法人は、別料金になります。

「やよいの白色申告 オンライン」は、フリープランが初期費用・月額無料です。

「やよいの青色申告 オンライン」は、確定申告に必要な全ての機能が初年度0円で使える“初年度無償キャンペーン”を実施されています。

マネーフォワード クラウド

「マネーフォワード クラウド」の実績として

  • クラウド会計ソフトシェア第2位
  • 個人事業主向けのクラウド会計ソフトで第2位21.5%

上記2つです。

「マネーフォワード クラウド」でできることは、

  • パソコンで仕訳ができる
  • 銀行・クレジットカードと連携して自動処理ができる
  • 自動で確定申告書類を作成
  • 会計ソフトによる仕訳処理で作業時間大幅に短縮できる
  • 仕訳する時に不明点があれば相談ができる

上記5つです。

仕訳する時に不明点があれば相談ができるに関しては、サービス内容によります。

ご注意ください。

税務や申告でお悩みの方には、マネーフォワード クラウド会計・確定申告の使い方を熟知した税理士を無料でご紹介できるのは、「マネーフォワード クラウド」だけです。

ソフト名は、マネーフォワード クラウド確定申告です。

サービス/お支払い内容 年払い(税抜) 月払い(税抜)
パーソナルミニ 9,600円 980円
パーソナル 11,760円 1,280円
パーソナルプラス 35,760円  

上記は、個人用の料金です。

法人は、別料金になります。

パーソナルは、30日間無料でできるので、実際に体験して、検討してみましょう。

様々な会計ソフトがありますが、その中でオススメの会計ソフト3つを紹介しました。

画面デザイン・操作性・料金など異なりますので、自分に合った会計ソフトをご検討ください。

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