完全リタイアは貯蓄率が大事です
完全リタイアは収入、支出も大事ですが、一番重要なのは、貯蓄率です。
貯蓄率というのは、収入から支出を引いて貯金額を算出して、貯金から収入を割って計算することです。
貯蓄率が高ければ高いほどリタイアまでの期間が短いです。
一方、貯蓄率が低ければ低いほどリタイアまでの期間が長くなります。
年収1000万円あったとして、支出が1000万円使用している場合、貯金0になります。
計算は貯金0万円÷収入1000万円=0となり、いつまで時間をかけてもリタイアすることができません。
年収500万円あったとして、支出が300万円使用している場合、貯金が200万円になります。
貯金200万円÷収入500万円=0.4となり貯蓄率が40%になります。
貯蓄率を基準にリタイアまでどれくらいの年数がかかるのかをグラフが下のグラフのようになります。
出典:DIAMONDonline
貯蓄率60%で投資リターンが5%であれば、リタイアは、22~23年ぐらいになります。
米国人の平均貯蓄率は5~10%です。
もし、投資ポートフォリオのリターンが年間6~7%であれば、リタイアまでの年数は40~50年になることがグラフから見て取れると思います。
リタイアの年齢が通常の65歳の人がこれに当たります。
完全リタイアに収入関係なし
完全リタイアに必要なことは、貯蓄率が大切です。
いくら年収を700万円、800万円、1000万円まで収入を上げたとしても、年収と同じぐらい支出を使っていると貯蓄率が少なくなるため完全リタイアすることができません。
いかにして、生活コストを下げて、貯金を増やして、貯金の分を投資に回していくかがポイントになります。
貯蓄率を少しでも上げることで完全リタイアまで数年もしくは十年以上短くなるかもしれません。
貯蓄率が70%、80%以上は、運用利回りを上げてもそこまで大きく完全リタイアまでの期間が変わりません。
早期完全リタイアしている人は、貯蓄率が70%、80%以上している人が多いです。
貯蓄率が5%~20%ぐらいは、時間をかけて完全リタイアを目指すことになるので、運用利回りが大事になります。
利回り6%から利回り4%に下がると完全リタイアまで10年ぐらい遅れる計算になります。
今まで、貯金をしてこなかった人、これから貯金をしていきたいと考えている人は、貯金を意識をして、貯蓄率を計算して、できる範囲内で株式投資に
回していきましょう。
自分にあった貯蓄率をコツコツ積み上げていくことが完全リタイアまでに近づけることができるのではないでしょうか。