レターパックは日本郵便のサービスで、専用封筒を購入することでさまざまな荷物や信書も全国一律料金で送ることができます。
こちらの記事では、レターパックの買い方や送り方を紹介します。
レターパックについて
引用:日本郵便
レターパックとは事前に専用封筒を購入すれば、切手不要で荷物を全国一律で郵送できるサービスです。
土・日曜日、休日も含め、毎日配達が可能で、郵便物の配達状況を確認する追跡サービスも利用できます。
レターパックの購入場所

レターパックの封筒を購入する場所は、
- 郵便局窓口
- 郵便局のネットショップ
- コンビニ
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- フリマサイト
郵便局のネットショップでは、20部セットで売っています。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECサイトでもレターパックが購入できる場合があります。
ただし、通常よりも高値で販売されていることもあるため、金額には注意が必要です。
メルカリ、ヤフオクなどフリマサイトにもレターパックは出品されることがあります。
この場合、通常よりも安く入手できることもありますが、対応のスピードは出品者によって異なります。
本物かどうか不安の場合は、郵便局窓口、郵便局のネットショップ、コンビニで購入した方が良いです。
コンビニでは、
- ローソン
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- サークルKサンクス
- セイコーマート
- セブンイレブン(一部店舗のみ)
- ファミリーマート(一部店舗のみ)
ローソンやミニストップ、セイコーマートは郵便局と提携しているため、基本的に在庫切れの心配が少ないのが特徴です。
レターパックの種類と値段
レターパックには、レターパックライトとレターパックプラスの2種類あります。
レターパックライトは青色の専用封筒、レターパックプラスは赤色の専用封筒になります。
引用:郵便局のネットショップ
引用:郵便局のネットショップ
それぞれの特徴を表にしました。
レターパックライト | レターパックプラス | |
---|---|---|
値段 | 370円 | 520円 |
大きさ | 34cm×24.8㎝ A4 | 34cm×24.8㎝ A4 |
重さ | 4kgまで 厚さ3cmまで | 4kgまで 厚さ制限なし |
速さ | 準速達(速達より若干遅れがある) | 速達 |
送り方 | 郵便局・ポスト | 郵便局・ポスト |
信書 | 可 | 可 |
追跡番号 | 有 | 有 |
集荷 | 不可 | 可 |
配達方法 | 対面、手渡し | 郵便受け箱 |
配達日 | 土日祝も配達有 | 土日祝も配達有 |
侵害賠償 | 無 | 無 |
レターパックライトは厚みに制限があるので、書類・書籍・DVD・ゲームソフト・小物などに送るのに適しています。
サイズオーバーしていた場合、依頼主の元へ戻ってきてしまう場合もあるので、3cmを少しでも超えているときはレターパックプラスで送るのがおすすめです。
レターパックで送れるものと送れないもの

レターパックにはサイズや重量が規定内であっても、送れるものと送れないものがあります。
レターパックで送れるもの
- 衣類
- 本
- DVD
- ゲームソフト
- 雑貨手紙
- 食品
- 証明書類
- チケット
- 請求書
- カタログ
- サンプル
- パンフレット
- 信書(請求書、見積書など)
レターパックで送れないもの
- 現金
- 貴金属
- 海外宛
- ガラスや陶磁器(ワレモノ)
- 精密機械
- 生もの
- 芸術作品
- 爆発物、毒劇物等の危険物
レターパックが発送できる場所

レターパックは、レターパックプラスであれば集荷をすることができます。
それ以外にどこで発送できるのか紹介します。
ポスト投函
郵便ポストの間口に入るサイズであればレターパックをポストに投函できます。
時間を選ばず、通勤、通学や空いている時間に発送可能です。
郵便窓口
通常の郵便物と同様、レターパックも郵便窓口で取り扱われています。
ポストに投函できない厚さのレターパックプラスでも、郵便窓口であれば発送可能です。
コンビニ
コンビニの店舗内外の郵便ポストにレターパックを投函することができます。
ただし、郵便ポストの間口に入らない場合は、投函することができません。
また、投函できないからと店舗で預かるというサービスは行われていないので、
郵便窓口または集荷で対応してもらうようにしましょう。
集荷
レターパックプラスでは、集荷をお願いすることができます。
郵便ポストの間口に入らない時に、郵便窓口の取り扱いの他の選択肢として選ぶことができます。
ただし、レターパックライトでは、集荷できませんのでご注意ください。
レターパックの送り方

レターパックを実際にどのように送ればよいのか、手順を紹介します。
1.レターパックに必要事項を記入する
引用:郵便局のネットショップ
To(お届け先)を送り先の住所、郵便番号、名前、電話番号を記入します。
画像の上にある赤丸は、送り先の郵便番号です。
From(ご依頼主)を送り主の住所、郵便番号、名前、電話番号を記入します。
品名は、送る荷物の品目を記入します。
具体的な品名にするとスムーズに進みます。
例えば、「日用品」や「雑貨」ではなく、「衣類」「化粧水」「本」など詳しく書くようにしましょう。
これは宛先が遠方で輸送が航空便になるようなケースで、品目のチェックが厳しくなるためです。
ビジネス書類などの場合は、個人情報保護などの観点から、「書類」で問題ありません。
2.レターパックに荷物を入れる
サイズを確認し、専用封筒に荷物を入れて封をします。
レターパックには、封のためのシールが付いているので、別としてテープを用意する必要はありません。
ただし、専用封筒は紙製のため、雨天による水濡れが発生した場合も考えて、書類はクリアファイル、
荷物はOPP袋、ビニール、ぷちぷちなどに包んでから送ると良いです。
3.問い合わせ番号シールを剥がす
写真の赤丸部分の”はがして差出し”と書いてあるシールをはがしてから発送します。
こちらのシールは郵便物の追跡に必要な追跡番号が書いてあるため、相手に荷物が届くまで大切に保管をしましょう。
ここに記載された番号は、個々のレターパックの追跡番号で発送後に配達状況を確認するため必要となります。
レターパックプラスの場合、”はがして差出し”と書いてあるシールの下に「配達証」シールが貼ってあります。
この「配達証」シールをはがさないようにしてください。
はがしてしまうと発送できなくなりますので注意してください。
もし、誤ってはがしてしまった場合、手数料42円支払うことで新しいレターパック専用封筒と交換できます。
4.レターパックを発送
ここまでの手順が終わったらポスト、コンビニのポスト、郵便窓口、レターパックプラスの場合には集荷のいずれかの方法で発送します。
これでレターパックの発送完了です。
レターパックで郵便局留めできる

相手先が住所を教えるのに抵抗がある、外出・出張のため近くの郵便に送ってほしい場合は、郵便局留めがおすすめです。
引用:郵便局のネットショップ
書き方は、
To(お届け先)のおところを送り先が希望している郵便局の郵便番号、郵便局の住所を記入します。
- 〒100-8799
- 東京都中央区銀座8-20-26
画像の上にある赤丸は、送り先が希望している郵便局の郵便番号です。
To(お届け先)のおなまえを郵便局名、送り先の住所、郵便番号、名前を記入します。
To(お届け先)の電話番号を送り主の電話番号を記入します。
- 銀座郵便局留
- (東京都○○-〇丁目ー〇番ー〇号ー○○マンションー○○○)
- 郵便太郎
- ○○○ー○○○○ー○○○○
郵便局名は、○○郵便局留と記入します。
送り先の住所は、わかりやすいように( )で囲むと良いです。
住所は、送り先の住所でも郵便局の住所でもかまいません。
郵便番号は、郵便局の郵便番号のみでもかまいません。
以前は、送り先の住所を記入してくても問題ありませんでした。
最近は、「受取人の住所も記載するように」との案内に変更されています。
ただし、これは郵便局に受け取りにきたのが本人かどうかの照合のために必要ということだそうです。
ただし、この点においては局ごとに異なり、住所を記入しなくても受け入れてもらえる場合もあれば、拒否されることもあります。
From(ご依頼主)を送り主の住所、郵便番号、名前、電話番号を記入します。
品名は、送る荷物の品目を記入します。
具体的な品名にするとスムーズに進みます。
例えば、「日用品」や「雑貨」ではなく、「衣類」「化粧水」「本」など詳しく書くようにしましょう。
これは宛先が遠方で輸送が航空便になるようなケースで、品目のチェックが厳しくなるためです。
ビジネス書類などの場合は、個人情報保護などの観点から、「書類」で問題ありません。
レターパックに関する注意点

ここからはレターパックを利用するうえで、注意しなければならない点について紹介します。
海外への発送は不可
レターパックは海外へ発送することはできません。
国内のみの発送になっています。
海外へ発送する場合は、国際郵便やEMS(国際スピード郵便)などです。
使用したレターパックは使えない
一度使用されたレターパックの専用封筒をもう一度使用することができません。
レターパックは一度のみで、発送ごとにレターパックの専用封筒を購入する必要があります。
“はがして差出し”と書いてあるシールをはがし忘れると追跡サービスが利用できない
レターパックには配達状況を確認できる追跡サービスがありますが、発送の際に”はがして差出し”と書いてあるシールをはがしていないとサービスを利用することができません。
必ず”はがして差出し”と書いてあるシールを剥がしてから、発送するように注意しましょう。
レターパックプラスの配達証をはがさないこと
レターパックプラスには、「配達証」のシールが貼られています。
“はがして差出し”と書いてあるシールと異なり、こちらは、発送前にはがしてしまうと発送することができません。
もし、誤って「配達証」のシールをはがしてしまった場合、手数料42円で新しいレターパック専用封筒と交換できます。
配達日時は指定できない
レターパックライト、レターパックプラス両方とも、配達日時を指定することはできません。
レターパックライトは、郵便受け箱に投函されますが、レターパックプラスの場合、基本、対面の受け渡しになるため、
配達された時に対面で受け取らなければなりません。
もし、配達先が不在の場合は、郵便受けに不在配達通知書が入ります。
この場合に、再配達の日時を指定することになります。
レターパックを切手で購入不可
レターパックを切手で購入することはできません。
ただし、所定の手数料を支払えば、切手をレターパックに交換することができます。
旧料額のレターパックを利用する場合
旧料額のレターパックは、520円または370円との差額分の切手を貼ってご利用ください。
コンビニのポストに入らない場合
荷物が大きくてコンビニのポストに入らない場合は、郵便窓口または集荷で対応してもらうようにしましょう。
ポストに投函できないからと店舗で預かるというサービスは行われていないので注意しましょう。
リチウム電池製品を送る場合
レターパックでリチウム電池入りの家電製品を送る際には、航空輸送されません。
トラック便や船便での輸送になります。
そのため、お届け地域にもよっては、お届けが遅れることがあります。
家電を送る際に、リチウム電池が入っていない場合には、品名(リチウム電池なし)などとしっかりと記載するようにしましょう。
早く、航空輸送でリチウム電池入りの家電製品を送る場合は、ゆうパックで送ることになります。
アンコール製品を送る場合
アルコール類を送る際には、アルコール度数60%未満であるか確認する必要があります。
アルコール度数60%以上になると送ることができません。
また、アルコール度数24%以下なら航空輸送可能となるため、
品名(アルコール度数24%以下)などと記載した方が良いです。
アルコール度数24%~59%の場合は、ラック便や船便での輸送になります。
そのため、お届け地域にもよっては、お届けが遅れることがあります。
まとめ

レターパックの買い方や送り方を紹介しました。
レターパックは事前に購入すれば、切手無しで全国一律料金で、荷物を送ることができます。
荷物の種類や発送する場所によっては、宅配便よりも安く送ることができます。
また、ポスト投函、コンビニのポスト、郵便窓口、集荷にも対応しているので利便性が高いです。
荷物の受け取り方は、対面、郵便受け箱、郵便局と相手先のニーズに合わせて対応できます。
忙しい間、急ぎで発送したい方は、是非、ポスト、コンビニで利用できるレターパックを活用してみてください。