学生で国民年金保険料を支払えない、仕事を辞めて
貯金が少なくて国民年金保険料が支払えない、個人事業主になって
収入が少なくて、国民年金保険料が支払えないことがあります。
その時に支払うことができなかった国民年金保険料を後から納付することができる「追納」という方法があります。
国民年金の追納とは
年金は、収入が少なく年金保険料が支払うのが難しい場合は、年金免除申請・猶予手続きを行い免除や猶予になり保険料負担を軽減されます。
免除や猶予を受けている間は、年金を支払った期間の対象になり、年金負担額が軽減されます。
しかし、その分、通常の年金保険料の支払いと比べると将来受け取れる年金額が少なくなります。
そこで、生活に余裕が出て過去の免除や猶予の分を支払うことを「追納」と言います。
過去の免除や猶予の分を支払うことで将来、免除や猶予の年金より多く受け取ることができます。
追納できるのは、過去10年以内の年金保険料です。
免除や猶予を受けた期間から3年以上経っていると、当時の保険料に加えて経過期間に応じた加算額も必要になる可能性があります。
追納するならできるだけ早めの方がいいでしょう。
免除や猶予の手続きをせずに年金保険料を払っていない状態(未納)の場合は、
後から支払うことを追納ではなく「後納」といい、過去2年分までしかさかのぼれません。
未納期間は年金を支払った期間とはみなされません。
追納すると節税ができる
追納した保険料は、社会保険料控除の対象になり、住民税・所得税の税金が安くなります。
会社の年末調整、確定申告を忘れずに申告していきましょう。
国民年金の追納する方法
年金の追納をするときは、最寄りの年金事務所に申請します。
「ねんきんネット」で年金番号などが記入済みの申請書類がダウンロードできるので、追納できる金額を記載して印刷して最寄りの年金事務所で申請するか郵送で申請する2つの方法で追納することができます。
下記のURLから申請書類を印刷して記入することができます。
追納保険料は全部一括・一か月分毎・二か月分毎・三か月分毎・四か月分毎・六か月分毎の6種類選ぶことができます。
申請が受理されたら、年金事務所から納付書が届き、それを使って金融機関の窓口やコンビニのレジなどで追納保険料を支払います。
お支払方法は、現金またはスマートフォンアプリを利用した電子(キャッシュレス)決済でお支払いすることになります。
電子(キャッシュレス)決済では、
- auPAY
- d払い
- PayB(PayBと提携している各金融機関が提供する決済アプリを含む。)※
- PayPay
- 楽天ペイ
が利用できます。
※PayBでの決済連携対応金融機関およびクレジットカードの詳細は、PayBのアプリ上の情報をご覧いただくか、PayBホームページをご覧ください。
各決済アプリの操作方法等についてはご利用の決済事業者にお問い合わせください。
納付方法等の詳細については、以下のページをご覧ください。
セブンイレブンなら電子マネー「nanaco」払いができます。
口座振替やクレジットカード払いは利用できませんのでご注意ください。
注意点
追納する場合、追納が承認された期間のうち、古い月分から納める必要があります。
「ねんきんネット」で一番古い月はいつなのか確認してください。