サラリーマンだけでは豊かな老後生活が難しい

サラリーマン 老後

これからサラリーマンを勤めて、定年を迎えて年金生活を送れたとしても、とても豊かな老後を暮らしている人はあまり多くいないと予想されます。

その理由を解説していきます。



サラリーマンだけでは豊かな老後生活が難しい

サラリーマンだけでは豊かな老後生活が難しい理由は、

  • 終身雇用の崩壊
  • 退職金と手取り年収金額の減少
  • 年金受給額の減少

です。

詳しく解説していきます。

終身雇用の崩壊

昭和時代では、終身雇用制度があったため、会社を長く勤めて、定年まで勤めて、定年後、年金と退職金で暮らすライフスタイルで生涯豊かに暮らすことができました。

しかし、終身雇用が崩壊しつつあり、2019年からトヨタ自動車、経団連が終身雇用を守ることができませんと断言して話題になりました。

その後に、大手企業を中心に45歳以上希望退職制度として実施されています。

2020年の新型コロナウイルスの影響で売上が減少し、経営を維持することが難しくなってきて、リストラして固定費の一つである人件費削減している状況です。

さらに雇用が終身雇用制度のメンバーシップ型雇用から経験とスキル重視のジョブ型雇用に切り替えようという考えが出てきています。

ジョブ型雇用は、約束通りの仕事ができない場合は、減給・降格・解雇になってしまう可能性があります。

常に結果を出し続けなければならないというプレッシャーがかかるということです。

今後は、終身雇用の崩壊プラス何かの影響でリストラになる可能性が高くなります。

退職金と手取り年収金額の減少

1997年の大卒35年以上勤続した場合は3,203万円でしたが、2017年の大卒35年以上勤続した場合は1,997万円と1.206万円退職金が減っているというデータがあります。

社会保険料、住民税、所得税が増加し、2002年の年収500万、妻パート、子供2人いつケースで手取り年収金額が429万円でしたが、2019年には394万円まで下がり、35万円も手取り年収が減っています。

このまま定年で35年続けたして、累計の手取り金額の差が1225万円となり、退職金の差額と合わせると2431万円も減っているという計算になります。

2431万円もの差がある場合、年金と退職金と貯金で生涯安定して豊かに暮らすことが可能です。

年金受給額の減少

年金は、金額より価値を保障していて、賦課方式を採用されています。

賦課(ふか)方式というのは、実質的な価値を維持するために、インフレや給与水準の変化に対応していることです。

そこで使われるのが、所得代替率です。

所得代替率は、年金を受け取り始める時の年金受給額が、現役世代の手取り(ボーナス込み)と比較してどのぐらいの割合か示すことです。

現役世代の手取り(ボーナス込み)34.8万、年金受給が21.8万円となった場合は、21.8万円/34.8万=所得代替率62.7%ということになります。

62.7%は、2014年の所得代替率となります。

今後の見込みとしては、所得代替率50%になるといわれています。

所得代替率が10%以上減少するので、同じ給料でも、将来の年金が減ってしまうということです。

豊かな老後生活を送るためにはどうすれば良いか

今後、厳しくなってきている環境の中、豊かな老後生活を送るためにはどうすれば良いのか、
その方法は、

  • 支出を下げること
  • 収入を上げること
  • 投資をしていく

です。

詳しく解説していきます。

支出を下げること

貯金を増やしていくためには、収入-支出のバランスによって決まるので、支出を下げることはとても大切なことです。

いくら収入を上げても収入が上がった分支出を使ってしまうと貯金は今までと全く変わりません。

支出を下げて貯金を確実に増やしていきましょう。

具体的には、家賃を下げる、保険を見直す、通信費、サブスクリプションを見直すのが一番大きい支出を下げることができるところです。

家賃は、通勤時間と相談になってしまいますが、このぐらいの通勤時間までなら許容範囲と思うことができて、範囲内でフリーレント有、水道光熱費定額または無料、インターネット無料など安い賃貸物件を探して安くしていきましょう。

上手くいくと数千円から数十万支出を下げることができます。

保険は、今まで様々な保険に入っていたとしたら、見直しをして解約する、プランを変更にして今までより支出を抑えることができれば、年間数万円削減できることがあります。

通信費は、キャリアから格安simに切り替える、通信プランを変更する、パソコンのwi-fi、インターネットの通信費の見直しをすることで大幅な支出を削減することができます。

キャリアから格安simに切り替えるだけで、年間数万円から十万円ぐらい削減できます。

サブスクリプションは、色んなサブスクリプションが合って充実していますが、沢山契約している人は、一度見直しをして、不要になってきたサブスクリプションは解約するようにしましょう。

サブスクリプションは月額制などの一定期間利用するサービスなので、見直しをするだけで年間数千万円から一万円ぐらい削減できます。

他に食費、交際費、水道光熱費など様々ありますが、家賃を下げる、保険を見直す、通信費、サブスクリプションを見直すことが支出を下げやすいところを挙げていきました。

その中で家賃を下げやすいな、保険見直ししやすいな、通信費抑えられるな、サブスクリプション見直し、その他の方が支出抑えやすいなど支出を抑えやすいと思うところから支出を見直していきましょう。

収入を上げること

支出を下げることは大切ですが、貯金をより増やしていくためには、収入を上げていく必要があります。

収入を上げる方法は、転職をする、副業するの2つです。

転職に関しては、今よりも、高い給料を得ることで手取り金額は上がります。

その代わり社会保険料と税金は、今よりも多くかかりますのでご注意ください。

多くの社会保険料と税金は上がりますが、手取り金額は、今よりも確実に上がります。

ライフワークとして副業と両立しやすくなるように残業時間が少なく、週休3日~4日の会社に転職するのも一つの選択肢として良いと思います。

忙しいサラリーマンの転職活動は大変ですが、転職エージェントを利用することで、転職エージェントは非公開求人が多く、転職サイトの求人に掲載されていない求人を応募することができるので、会社選びの範囲を広げることができます。

求人情報はもちろん、転職エージェント担当者に相談することで条件に合った求人を紹介してくれることがあるので、効率良く探すことができます。

転職エージェント担当者が応募先企業との間に入り、煩雑な面接時間の調整もしてくれます。

多忙な在職中の転職希望者には心強い味方となります。

転職エージェント担当者から求人紹介されたけど応募考えていない場合は、応募しなくても問題はありません。

応募するかしないかは自分の意思決定によるものだからです。

転職エージェントの登録、相談は無料なので、活用して損することは無いと思います。
オススメ転職エージェントは、

がオススメです。

副業に関しては、収入が多くなればなるほど手取り金額は多くなります。

ここまでは、転職と同じですが、副業のいいところは、税金をコントロールすることができます。

家賃を事業として利用している分は経費にすることができる、電気代、インターネット代金も事業として経費にすることができるので、所得が下がり税金を下げることが可能になります。

同じ年収でも会社+残業代と会社+副業を比べて会社+副業の方が手取り金額が高い可能性が高いです。

問題としては、会社と副業の両立はとても難しいこと、副業の種類によっては努力したとしても必ず収入が増えるとは限らないということです。

会社で仕事しながら副業することは、とてもハードで大変なので、スキマ時間を有効に活用できるかがポイントになります。

副業の種類によっては成果が得られないことがあったりします。

収入を増やしていくまでに時間がかかりますので、収入を得られるまでの忍耐力が必要になります。

投資をしていく

収入-支出=貯金として資産を増やしていきますが、貯金の余剰資金を使って、株式を購入して資産がお金を生み出して、自動的に収入を増やしていく方法で、増えていきますので今より気持ちが豊かになります。

株式投資以外に、不動産投資という方法がありますが、物件探しと借入金額が大きいことがあるので、リスクが高めです。

株式投資は、投資の仕方にによっては、不動産と同じく高リスクですが、正しい情報で定期的に積み立てていき株式投資を行うと、20年、30年後には元本より大幅に上回る計算になる可能性が高いというデータがあります。

つみたてnisaで積み立てていく、高配当株を投資するなど人それぞれの好みによって投資をしていきます。

株式投資、不動産投資は、100%元本が保証されている訳ではないので、リスク許容ができる範囲内で投資をすることをオススメします。

まとめ

サラリーマンだけでは豊かな老後生活が難しいについて解説してきました。

その理由は、

  • 終身雇用の崩壊
  • 退職金と手取り年収金額の減少
  • 年金受給額の減少

です。

時代が変化してきているので昔のようなモデルで生活をしていても豊かな老後を送ることはとても難しいです。

今よりも少しでも豊かな老後に近づけるためには、

  • 支出を下げること
  • 収入を上げること
  • 投資をしていく

です。

一気に全部やろうとせず、自分のできる範囲から取り組んでいき、豊かな老後生活を目標に地道に進めていきましょう。

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