サラリーマンをしていると毎日毎日大変だな普通の生活をしたいなと思うことがあったりします。
ぜいたくな生活したいまでは考えていないけど普通の生活がしたいと多くの人が思っていても難しい問題。
世間でいう普通の生活とは何なのか?考えていきます。
普通の生活とは何なのか?
普通の生活とは何なのか結論からいうと人それぞれです。
例を挙げると以下の通りです。
月収50万円の生活=普通
埼玉県労働組合連合会によれば、埼玉県で「普通の生活」をするための必要年収は約600万円だという調査結果があります。
夫は正社員、妻はパート勤めの30代夫婦、子供は小学生・幼稚園児さいたま市郊外で一カ月5.5万円の賃貸住宅(2LDK)で暮らすモデルケースとなっています。
実際、埼玉県内の30代男性の平均年収は約411万円となり普通の生活に必要な年収より約189万円足りていないというデータ結果が出ています。
年収500万円以上が普通の人
SNSで年収500万円以上が普通の人ですとつぶやいて炎上になり話題になりました。
SNS発信者の考えとしては年収500万円はあったほうが良いと判断されたのだと思います。
年収500万円は平均年収より高い給与になります。
平均年収を超えた場合=普通
国税庁の『民間給与実態統計調査』(2021年)のデータによると平均年収は443万円となっています。
2年前の2019年の国税庁のデータでは平均年収441万円となっています。
平均年収443万円を超えた場合は普通以上の暮らしができるという基準で考えている方がいるでしょう。
家庭持ちの場合平均443万円を超えても「普通の生活」をするための必要年収約600万円を下回ってしまうため普通以下と考えてしまいます。
独身の場合は、生活水準によって異なりますが、ぜいたくな生活をしなければ
普通に暮らしていけるのではないかと考えられます。
2021年の平均年収は2019年と比べて2年前より2万円増えていますが、実質は下がっている可能性が高いです。
理由としては、給与が上がって収入アップするより、社会保険料の負担が大きいからです。
年収443万円安すぎる国の絶望的な生活(講談社現代新書)で平均年収で暮らす人々のリアルは
- 昼食は必ず500円以内
- スターバックスを我慢
- 1個80円の玉ねぎは買わない
- 月1万5000円のお小遣いやりくり
など本の帯に書かれています。
Twitterでも安心して生活できる額ではない、この収入じゃ子ども作れないなど不満が続出しています。
月収10万円以上収入があれば普通以上
最近、セミリタイア生活が一部で話題となっています。
昔は大富豪の人が働くことを辞めてプライベートの時間に充てていくのが多かったのですが、
最近は、生き方が多様化し、支出を減らして、収入を得て、
資産収入(配当・不動産)を増やしていき1カ月の生活費より資産収入が多い場合、
貯金が減ることが無いので働くのを辞めてプライベートの時間を過ごしていく生活スタイルにしている方が多いです。
セミリタイアしている方の特徴として倹約家の人が多い印象です。
1カ月10万円で生活している人もいらっしゃいます。
他にミニマリストが流行し必要最低限のものだけに抑えて生活するスタイルです。
財布持たない・物購入しないなど消費のこだわりがあまりなく最低限暮らしていければ大丈夫と思っている方多いのではないでしょうか。
なるべくお金を使わない節約生活により一カ月の生活費を10万円未満に抑えることに
成功しその後も気合で生活費10万円未満にするのではなく、
無理なく生活費10万円未満の生活ができているという方がいらっしゃいます。
無理なく生活費10万円未満で生活している方から考えると月収10万円以上あれば普通の暮らし以上にできると考えられます。
親の環境を基準として考える
「普通の生活」は子供時代暮らしてきた環境を基準にして考える場合です。
広い一戸建て、マンションで育ってきた人は、1R5~6畳のアパートはとても大変と感じます。
定期的に高級レストランに連れて行ったことがある人は、ファミリーレストラン・激安居酒屋に行くことに抵抗があったり、大変だと感じることがあります。
学生時代にブランド物をよく購入して着こなしをしていた人は、
ユニクロの服などに満足できないなど昔の生活を基準として今はどうなのか判断し、
昔より今の方が満足している場合は「普通の生活」以上できていると認識します。
普通以上の生活を目指すために必要なこと
独身・恋人と住んでいる・ルームシェアしている・家族数人で住んでいる・育った環境、自分自身の中の1カ月の生活水準によって普通の生活の基準が変わっていきます。
昔のような普通以上の生活を目指すのはとても難しいと考えられます。
理由としましては、
- 終身雇用制度が終わったから
- 少子高齢化
- 増税
- 社会保険料の値上げ
- 黒字企業でもリストラ
- 物価の上昇
- 実質賃金の低下
上記が挙げられます。
では、普通以上の生活を目指すために必要なことは何か紹介していきます。
給与
こちらは昔と同じ戦略になると思いますが、給与を上げるための転職という選択です。
最近終身雇用制度の崩壊・黒字企業のリストラが発生しているのでいつでも転職ができるようにスキルを身につけていく必要があります。
転職は簡単にできることではないですが、自分の市場を知るために転職活動してチャレンジするのもひとつの選択肢として考えて良いと思います。
転職活動にチャレンジする場合は、会社を辞めず在職時に自分の市場を知ることをオススメします。
配当&利子
年金2000万円問題で政府の影響により、資産運用の必要性を感じている方多くなってきていると思います。
今後、年金・社会保障もどうなっていくのか分からない状態となっています。
給与以外の副収入を得ることができると気持ちに余裕が生まれていきます。
一カ月数千円でも購入できる物は沢山あります。
または生活の一部が配当&利子所得で負担することができるので貯金を増やすことができます。
少額からでも株式投資・つみたてNISAなどの資産運用を始めてみるのも良いでしょう。
不動産
不動産を所有して家賃を受け取ることができます。
不動産の場合、投資額が高額のためハードルが高く・難易度高めです。
- 多額の現金か借入金が必要
- 物件選びが重要
- 物件・購入・管理・リフォームなどさまざまな知識が必要
上手に投資ができた場合配当&利子と比べるとリターンが大きくなることが多いです。
事業
事業(副業)に関しては、政府から副業解禁になっていることが話題になっています。
インターネットの発展により、初期費用があまりかからず、個人で始めることができて、時間・場所を自由に選択ができてリスクが少ない状態で始めることができます。
多額なお金を投資しなくていいので一歩踏み出してチャレンジすることをオススメしています。
事業(副業)収入があると給与以外の収入を得ることができるので
生活の一部に負担することができたり、収入内で物・サービスを購入したりすることができます。
まとめ
特別にぜいたくな生活を求めている訳ではないけど普通の生活を求めている人が多いのが現実です。
普通の生活を目指すためには、地道に努力していかなければ難しいということです。
生活レベルを無理ない範囲で下げていき、
- 給与
- 配当&利子
- 不動産
- 事業
上記を行うことで今よりも豊かになる可能性が高まります。
どれも簡単に収入が増えるわけではありませんが、チャレンジしてみなければ結果がでるかどうかわかりません。
チャレンジしてみるのはありだと考えています。
物価が上がり実質賃金が下がっている厳しい状況で愚痴を言い続けるのか、この機会にチャレンジしようと思って行動するのかで大きく違います。
全てを取り組む必要はなく、給与のみ・配当&利子・不動産・事業
1つ変えていくだけでも結果が良くなる可能性が上がるので自分自身で
取り組みたいことを選び行動に移すことをオススメします。