オリエンタルランド入場者増で赤字縮小してきている

オリエンタルランド 赤字

オリエンタルランドが1月28日発表した2021年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比38.8%増の1903億円、純損益は11億円の赤字となりました。

前年同期は287億円の赤字で、大幅な赤字を縮小できています。



オリエンタルランド赤字縮小の要因

運営する東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園者数が、新型コロナウイルス流行で一時休園した前年同期を上回ったことが主な要因です。

現在は、新変異株「オミクロン株」の感染急拡大で入園者数をそれぞれ2万人以下に制限しているが、2021年4~12月期の業績が想定を上回ったため、2022年3月期の純損益予想を175億円の赤字から58億円の赤字に上方修正しています。

「オミクロン株」がいつ落ち着くかで東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入場者数を増やせるかどうか気になるところです。



今後のオリエンタルランドはどうなる?

オリエンタルランド会長の加賀見俊夫さんは、2022年度も何かしらの感染症対策が必要な状況が続くと見ていて、ソーシャルディスタンスを保ちながらのパーク運営を想定しているとのことです。

制限がいつ撤廃されるかはわかりませんが、コロナからの回復だけではなく、その先も見据えた長期持続的な集客の実現を目指しています。

今年のことに限らず何年も先までのことを考えてお客様に満足できるように取り組むようです。

緊急事態宣言などが続いて黒字化することは厳しいと判断していたようですが、体験価値や単価の向上に注力していきたいと話しています。

今まではグループやファミリーが多かったようですが、コロナ禍の影響によって2~3人で来ることが多くなっているようです。

さらに、個々の好みが異なるのでそれぞれに合った楽しみ方を考えて行き提供していきたいと考えているようです。

赤字で経営が厳しい中設備投資を行っています。

2021年9月に東京ディズニーランドの拡張に750億円、2023年度には東京ディズニーシーに新テーマポート「ファンタジースプリングス」が開業する予定で、ここで約2500億円の投資です。

オリエンタルランドの株価

オリエンタルランドの株価は、20,915 JPY(2022年2月4日)で過去最高です。

1年前の株価は、17,290 JPY(2021年2月5日)で、約20%株価が上がっています。

今後の経営次第では今年さらに株価が上がり続ける可能性が高いのではないかと予想されます。

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