東京ディズニーリゾートなどを運営するオリエンタルランドが、2020年10月から今年1月にかけて、正社員を対象とした早期退職の募集を行っているとのこと。
メインターゲットは55歳以上だったとみられています。
こういう状況でオリエンタルランドが正社員リストラ加速していることが分かります。
オリエンタルランドが正社員リストラ加速している
オリエンタルランドが正社員リストラ加速している要因は、赤字決算になっていることです。
2021年3月期決算は上場来初の赤字決算となりました。
詳細は、2021年3月期の売上高は前期比63.3%減の1706億円。
最終損益は542億円の赤字で、1996年の上場以来初となる最終赤字に沈んでいます。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休園や客数減で黒字経営になるまで遠い。
危機に対応すべく、オリエンタルランドは2020年冬のボーナスの7割カットを発表するなど、コスト削減に取り組んできたそうです。
2020年7月の21年3月期第1四半期決算説明会では、「大前提として雇用を守りたい」と役員が述べていました。
しかし、言葉通りにはいかず、オリエンタルランドは密かに早期退職を実施していました。
対象は満45歳以上かつ勤続10年以上の正社員と嘱託社員。
募集期間は2020年10月1日から21年1月31日で、応募した社員は3月31日までに退職しました。
大規模な早期退職の実施は、オリエンタルランドの決算資料からも裏付けることができる。21年3月期第3四半期決算から、損益計算書の営業外費用に「割増退職金」という項目が加わったのだ。
2021年3月期に割増退職金として計上された額は18億1300万円で、前年同期の3700万円から49倍もの増加だ。
内部資料には割増退職金の年齢別加算金の一覧が記載されています。
それによれば、55歳以上がターゲットになっていることが分かります。
今回の割増退職金は、退職希望日時点の月給に0.8を掛けた額に、年齢に応じて定められた月数を乗じた金額になっている。
一般的に、会社側が辞めてほしい年齢は、割増退職金が他の年齢よりも手厚くなる傾向がある。
今回のケースでは、正社員では55歳~62歳が36カ月と最も多く、以降、年齢が1歳下がるごとに2カ月分が下がっていき、45歳では16カ月となります。
割増退職金の一般的な相場と比較すると、36カ月は多い部類に属し、社員にとって悪い話ではなさそうだ。20年冬のボーナス7割減などにより社員のモチベーションは下がっており、定年が迫る55歳以上の社員にとって、魅力的な早期退職プログラムになっています。
オリエンタルランドの経営が厳しいのが続く
今回、正社員のリストラの話になりました。
昨年では、契約社員の方で、ダンサー・ミッキーの中の人で、そのまま契約社員と続けた場合、半年22万円、準社員で再入社する場合は、半年60万円、辞める場合は、80万円支給と3つの中で選んでくださいという内容です。
契約社員のままで続けて半年で22万円、一カ月約4万円、準社員で再入社しても半年で半年60万円、一カ月10万円と一部の倹約家を除いて大半の人は生活が苦しいのではないでしょうか。
収入が大幅に少ないので続けるためには結構厳しい環境であるので、実質リストラに近い形となっていた状況です。
しばらくオリエンタルランドは、厳しい状況が続くのは間違いありません。
2,000億円融資枠を設けていたり、総額1,000億円社債発行、調達資金は、2024年3月期に完成予定のパーク拡張工事などの投資して収益を計っているところです。
ここからどこまで黒字経営に戻すことができるか気になるところです。
最後に
オリエンタルランドの経営が厳しく、契約社員だけでなく、正社員まで早期退職募集をしてコスト削減をしています。
メインターゲットは55歳以上となっていますが、募集期間は2020年10月1日から21年1月31日で、応募した社員は3月31日までに関しては、満45歳以上かつ勤続10年以上の正社員と嘱託社員となっています。
45歳以上になると早期退職募集になる可能性が高くなります。
オリエンタルランドだけでなく、大手企業を中心に45歳以上早期退職募集という情報をよく目にします。
いつリストラになるか分からないので、リストラになったとしても転職できるようにする、他の収入の柱を作るなどして対策をする必要があります。
正社員として転職することは簡単なことではありませんが、すぐに諦めたりせずチャレンジしていきましょう。
転職する時は、転職エージェントを利用することをオススメします。
オススメ転職エージェントは、
がオススメです。
正社員はどう頑張っても難しいと考えている人は、副業にチャレンジしてみましょう。
自分のスキルを身につけたり、今の収入を増やしていき、リストラにあった時に、副業の収入で生活できるようになると会社に依存せず生きていくことができます。
副業の種類によっては成果が得られないことがあったりします。
収入を増やしていくまでに時間がかかりますので、収入を得られるまでの忍耐力が必要になります。
何もしなければ、リストラになってしまった時に対応が大変になってしまうので、そういう状況であっても他の方法で稼ぐというのは、精神的に余裕が生まれるのではないかと考えています。