リモートワークとは、会社から離れた場所で働くことを指して、
主に自宅・コワーキングスペースなどで働きます。
新型コロナウイルスの影響を受けて、リモートワークを新規導入する
企業が増えています。
では、リモートワークによるメリット・デメリットはどういったことか
解説していきます。
リモートワークによるメリット
最初にリモートワークによるメリットを解説していきます。
新型コロナウイルス対策に繋がる
新型コロナウイルスは、人との接触によって感染する可能性が高まります。
会社の中で人との接触が少なくなる、満員電車に乗る必要がなくなり人との接触が少なくなる、
都心の場合、通勤時間に人が多く集まるので密を避けることができるなど今までの働き方と比
べると新型コロナウイルス感染のリスクを軽減することができます。
好きな時間に好きな場所で働くことができる
リモートワークの場合、決められている仕事を完遂することができれば、
会社から何も言われることはありません。
自分の中で何時から何時まで業務を行う、場所はここで作業をしようと
自分で判断することができるので自由になります。
例えば、スノボードが好きな人は、都内から長野県に移住したり、
旅が好きな人は、海外で数カ月民泊しながら仕事したり、
状況によっては、実家で仕事を行い、家族のお手伝いをするなど
柔軟に対応ができたりします。
実家で仕事を行い、家族のお手伝いをするなどに関しては、
会社でフレックス制にしている場合に限ります。
就業規則で時間指定になっている場合は、難しいと
思います。
生産効率が向上する
リモートワークは、好きな時間に好きな場所で働くことができるので、
満員電車に乗る必要がありません。
1日往復2時間の通勤時間加えると1カ月20日労働すると考えて、
合計40時間削減することができます。
40時間は、1週間の労働時間と同じということです。
40時間の中でさまざまなことができます。
読書・勉強等有効活用ができます。
電車の中でも読書・勉強等できることはありますが、
満員電車で読書・勉強することは人混みなのでストレスは
感じやすく、集中力は低下してしまいます。
どちらかというと落ち着いた場所で読書・勉強等を行った方が集中しやすい
と思います。
さらに会社の中で行われるミーティング、雑談などの時間を削減することができ、
決められている仕事に集中できます。
結果として、生産効率が向上することができます。
リモートワークによるデメリット
続いてにリモートワークによるデメリットを解説していきます。
コミュニケーション不足
社内の人と対面する機会が減るため、コミュニケーションの量が減ります。
そのため、社内で「仕事の進捗が分からない」「情報の共有が難しい」といったデメリットが発生します。
現在ではZoomなどのオンラインミーティングを利用する企業が増えてきていますが、
顔を合わせてのコミュニーケーションを完全に補うことは難しいです。
オフィスでは、同僚や上司との雑談からアイディアが生まれることがあったり、
問題解決のヒントになったりすることがあります。
解決策としてビジネスチャットツール、タスク管理ツールを活用すると良いでしょう。
ビジネスチャットツールの例を挙げると、「チャットワーク」や「Slack(スラック)」です。
タスク管理ツールに関しては、仕事の進捗状況が把握ができ、優先順位・無駄な業務の
削減を行うことができて、頭の整理をすることができます。
また、チーム全体として情報共有することができて誰が今どの業務を進めているか把握することができます。
タスク管理ツールの例を挙げると「トレロ」です。
人によっては生産効率が落ちる
リモートワークによるメリットで生産効率が向上すると挙げましたが、
人によっては生産効率が落ちてしまうことがあります。
リモートワークは一人で仕事を進めていくので、自己管理能力が無いと、
だらだら仕事を進めてしまい仕事の進捗が悪い状態で予定より遅れてしまう
ことがあります。
解決策として何時から何時まで必ず○○するなど紙に書く、またはメモアプリなどに
登録にして自己管理を行うことが大切になってきます。
リモートワークのモチベーション上げるために、自分の中でこのタスクが終わったら
好きなものを食べる、作業中は香りするものを置いて集中できる環境にするなど
工夫していきましょう。
給料が減る
リモートワークによるメリットで生産効率が向上する反面、残業時間が少なくなるため、
給料が減る可能性があります。
他には、リモートワークの場合、自分の好きな時間で仕事をしているので
労働時間の把握が難しいということがあり、残業時間はカウントしない企業が
存在しています。
最近では、みなし労働時間制としてリモートワークを対応している企業が増えています。
みなし労働時間制とは、社外で業務を行う労働者の労働時間を把握することが困難な場合に、
実労働時間にかかわらずその労働時間を一定時間とみなしてしまう制度です。
会社によって残業時間の対応が異なりますので、就業規則にしたがって業務を
進めていきましょう。
残業時間に関して不満がある場合、会社に相談するのもよいでしょう。
まとめ
リモートワークによるメリット・デメリットを解説しました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響でリモートワークによる働き方が
増えてきました。
しかし、リモートワークの導入は、昨年より増えてきていますが、全体では
まだまだ少ないようです。
会社によって必要なのか・必要ではないのか判断が異なってきます。
人によって、合っている・合っていないと分かれています。
リモートワークに必要性を感じている人がその働き方を選択できる
環境が必要だと感じます。
個人と会社の考えが一致できることが良い状態といえるでしょう。