年収1000万円は、全体の5%といわれています。
そのぐらいお金があったら幸せでしょと思う人が少なからずいらっしゃいます。
しかし、幸せではないと思う人がいるのが現実です。
なぜ年収1000万円という大きな金額なのに幸福度が少ないのか解説していきます。
年収1000万円でも幸福度上がらない理由
年収1000万円でも幸福度上がらない理由は、
- 税負担が多い
- 幸福度の効用が上がらない
- 周りと比較して幸福度が上がらない
- 周りと比較して生活水準が上がる
です。
税負担が多い
年収1000万円のとても税負担が高いです。
年収400万円の場合、手取り320万円。
年収1000万円の場合、手取り720万円になります。
年収でいうと600万円多いのに、手取り金額でいうと400万しか多くありません。
なぜかというと日本では、累進課税という制度で、収入が多ければ多いほど税金が高くなる仕組みになっています。
よって税金の負担が高くなっているということです。
幸福度の効用が上がらない
収入と効用(幸福度)の関係のデータによると、年収800万円まで年収が上がると幸福度が上がるけど、年収800万円を境に年収が上がったとしても効用(幸福度)があまり上がらなくなります。
最貧国の食料、住居、衣類が無いという場合、食料があると食べられるようになった、住居が確保できれば住めるようになったことで幸福度が一気に上がります。
先進国の場合、収入が上がったから絶対に幸福度が上がるかというとそういうわけではないという結果となっています。
周りと比較して幸福度が上がらない
自分が年収800万円でした、他の人が年収1000万円でしたとなった場合、周りと比べて自分が収入少ないから幸せに感じないと思ってしまいます。
もう一つのパターンで、自分が年収500万円でした、他の人が年収300万円でしたとなった場合、自分の方が収入高いから幸せに感じるということです。
年収の価値は、周りとの比較で決まります。
周りと比較して生活水準が上がる
年収1000万円の同じ会社の同僚・上司、ご近所さんがいると生活水準が似てきます。
似た人が集まると周りに合わせて高い車、私立の学校、高級家具、ブランドの洋服などで購入して気が付いたらお金が足りないということも少なくありません。
高い車に乗ったとしてもさらに年収が高い人がいるとベントレー、ロールスロイスなどの最高級車を持っているから自分は貧乏なんだと感じてしまいます。
普通のエリアでは高い車は高級車だけど、高級住宅街のエリアからすると普通となってしまいます。
人間は本能の赴くままに生きているので上を見すぎてもキリが無いということです。
自分より上というのは必ず存在します。
周りと比べてもキリがありません。
比べていると終わりがなく永遠続いてしまいます。
競争するなということかというとそういうわけではありません。
競争することで経済成長に繋がっていることは間違いありません。
良い競争はプラスの効果になりますが、資源は有限であることです。
時間は良く有限といわれていますが、お金も限界があるのである意味有限です。
周りと比較して収入を高く上げたとしても家族・友人との愛情、休暇、健康、自由が無くなってしまう恐れがあります。
死ぬときに1番お金持ちになってどうするんだ、お金ばかり追い求めすぎて、後々考えて、あれしておけばよかった、別のことにチャレンジしておけばよかったという言葉が出てきたりします。
まとめ
なぜ年収1000万円という大きな金額なのに幸福度が少ないのか解説していきました。
年収1000万円でも幸福度上がらない理由は、
- 税負担が多い
- 幸福度の効用が上がらない
- 周りと比較して幸福度が上がらない
- 周りと比較して生活水準が上がる
です。
自分で物を購入しているのではなく、周りと比較して購入しているのではないか、もしくは見栄をはって購入しているのではないかと考えてみましょう。
周りではなく自分軸で動いてみましょう。
年収を始め、車、ブランド品、住宅など人間の本能で競争に巻き込まれています。
終わりはありません。
そればかりこだわると幸福度が下がります。
一番幸福度が良くなるのは、自由、愛情、健康です。
変な競争に巻き込まれない環境に身をおいて穏やかに暮らして自分にとって幸福度が高い人生を楽しんでいきましょう。
みなさんが幸せで豊かな人生を過ごせることを願っています。